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[検索語彙への応答] USB接続のマウスが動かない - (2)

検索サイトからお越しいただいている方々への応答として、USB接続のマウスに関する話題です。


※ これは2012年11月27日に掲載した記事の画像です

2012年11月27日に掲載した記事にて、USB接続のマウスが認識されないことがある件に関して記しました。

前回も述べたように
USB 延長ケーブルを用いて抜き差しするのが単純明快な方法
です。が・・・何らかの策を求めて訪問なされる方がいらっしゃるようなので・・・


お知らせ
活動休止にともない、この記事を事前に予約投稿してあります。
トップ記事の固定を目的としています

前回は32ビット版のOSを前提として話を進めました。今回は64ビット版のOSを前提として話を進めます。
※ 32ビット版のOSへの対処は前話をご参照ください。

今回は64ビット版のOSとして、Windows 7を基にしています。
おおまかな流れとしては前話で示した通りです。
・デバイスの無効 / 有効をコマンドで切り替える
・上記を自動化するバッチファイルを用意する
・上記バッチファイルを簡単に呼び出せるようにする


前話と異なる点としては64ビット版OS に対応した DevCon パッケージ を用いること
それは、何ら難しくないように思えます。

64ビット版の Windows が目につくようになったのは Windows Vista が登場した頃からでしょうか。筆者の体感で言えば、Windows 7 の登場とともに普及に勢いがついたように思います。

昨今、アプリ ( ソフトウェア )が「32ビット用」「64ビット用」などと分けられる例も増えてきました。
おおまかに言えば、64ビット版の Windows において、一般的な32ビット用アプリの多くは利用できます。
しかし、マウス等の機器をつかさどる、デバドラ ( デバイスドライバ )に限って言えば、
64ビット版のOSで32ビット用のそれを動かすのは困難です。

どちらか一方を選ばなければならない状況にあるとして、
パッケージに日本語で「32ビット用」や「64ビット用」と判り易く記されているならば、後者を選び易いことでしょう。

ほかには、「x86」「x64」と分けられている場合も多々あります。これも64ビット版に対応するのは後者だと察することができそうです。



では、図のように
64ビット用と推測できるモノが2つある場合は???
どちらを選ぶべきか迷ってしまうかもしれません。

利用中しているPC の CPU が AMD 製の場合、「amd64」というフォルダを選び易いことでしょう。
自動車でいうエンジンに相当するのは、PCでいえば CPU。
実際、CPU のシェアとしては Intel 製が多数。となると、
「Intel 製 CPU を搭載したPCでは「IA64」で良い!?!?」
と早合点する方もいらっしゃることでしょう。

「IA32」と記されている場合、80386 以降の Pentium や Celeron といった流れを汲むIntel 製 CPU を指します。
最近のCore i7 ~~ や 少し前のCore 2 ~~ シリーズもこの延長線上にあります。

「IA64」記されている場合、Intel 製 の中でも Itanium シリーズを指します。
Itanium シリーズ はデータセンター等での利用を想定されたもので、一般的な職場、家庭などで利用されることは皆無です。旧来の Intel 製 CPU とは別の流れで、命令の互換性はありません。

よって、Intel 製のCore i7 ~~ 、Core 2 ~~ シリーズ、Pentium や Celeron などの CPU が搭載されているならば、64ビット用は・・・この図の中では「amd64」が正解。
※「amd64」のほか、「EM64T」「Intel64」となっている場合もあります。

さてさて、前回の流れに従い、64ビット用の「DevCon コマンド ライン ユーティリティ」を入手しようと試みると、手間取るかもしれません。

以前は、DDK ( Microsoft Driver Development Kit ) の中に含まれていました。
DDK を簡単に言ってしまえば デバイスを操作するアプリを組みたい場合に、Visual Studio 等と組み合わせて使うライブラリです。
現在では、WDK ( Windows Driver Kit ) と名前が変更されており、その中に含まれています。

筆者が確認した頃、
Windows Driver Kit Version 7.1の中に64ビット版向けのDevConが含まれていました。
このバージョンは2010 年春頃から配付されていたものです。
話題の原点は2012年11月下旬でした。この記事が掲載されている時点では、新しいバージョンの Windows Driver Kit が配付されていることでしょう。

Windows Driver Kit Version 7.1 はISO 形式で配付されていました。マウントするアプリを使うか、DVD-Rに焼くなどしてから実行します。



全てをセットアップする必要はありません。
「Tools」にチェックを入れて、[O K]ボタンをクリック。



セットアップする場所をたずねられます。ここはこのまま進みます。
何も指定しない場合は、Windows の起動ドライブに「WinDDK」というフォルダが作られます。



バージョン名を現す数字のフォルダの中に、「Tools」というフォルダがあります。これを開きます。



「DevCon」というフォルダの中に「amd64」「i386」「IA64」などのフォルダがあります。
この中それぞれに「devcon.exe」というファイルがあります。

少し前で述べたことと重複します。
32ビット版の Windows を利用している場合は「i386」、64ビット版の Windows の場合、たいていは「amd64」。
※ Itanium シリーズが搭載された PC で 64ビット版の Windows ならば「IA64」
一般的な職場、家庭での利用を想定し、ここでは「amd64」として話を進めます。

ここから先は前話の流れとほぼ同じです。

まず、自動実行させるバッチファイルを作ります。テキストファイルを作り、名前を変更すればOKです。
筆者は拡張子が表示されている状態で進めています。

拡張子を表示するように切り替えるには、キーボードの[Alt]ボタンを押し、



「ツール (T)」→「フォルダー オプション (O)」を選択。



ダイアログ中の「表示」タブに移動して、



「登録されている拡張子~~」のチェックをオフにします。
これで、拡張子も含め、ファイルのフルネームが表示されます。

メモ帳を起動して、新しくファイルを作ってもOKですが、テキストファイルの作成は近道を通りましょう。
ショートカットメニューを呼ぶには、
フォルダの何も無いところを右クリックするか、「Shift」ボタンを押しながら「F10」を押します。
もしくは、キーボード右側「Ctrl」ボタンの隣あたりにメニューと矢印が刻まれたボタンを押します。



「新規作成」→ 「テキスト ~」と進み、ファイル名を変更します。

前回と同じく、ファイル名を「mouse_ms.cmd」等に変更しようとすると、確認のダイアログ ( メッセージボックス ) が表示されます。



ここではファイル名を変更したいので、「はい(Y)」を選択します。



バッチファイルを編集します。
右クリックするか、「Shift」ボタンを押しながら「F10」を押します。



メモ帳で貼り付ける内容は前話とほぼ同じです。

2行目、CD ~~の部分が、前回と異なります。
~~の部分を、その PC に適した Devcon.exe のあるフォルダに変更します。

ここでは、Windows 7 で一般的な Intel 製 CPUが搭載された PCと想定し、64ビット用 ということで
CD C:¥WinDDK¥7600.16385.1¥Tools¥devcon¥amd64
と変更しました。
32ビット版の Windows 7 であれば「amd64」の部分を「i386」に置き換えれば OKです。
ほか、USB接続の機器を再認識させる部分は同じです。

前回はこれをスタートボタンから呼び出せるようにして完了でした。今回は、Windows 7 を軸に考えているので少々手間を加えます。

Windows Vista 以降に加った機能として、UAC ( ユーザーアカウント制御 ) があります。
UAC は、不審な命令を無闇に実行させない仕組みともいえますが、それゆえにバッチファイルの実行を止められてしまうかもしれません。
そこで、このバッチファイルを管理者権限で実行できるように変更します。



右ドラッグして、( マウスの右ボタンを押しながらグリグリっと・・・ )



ショートカットアイコンを作成します。



アイコンやタイトルを前回と同様、判り易いように変更。

「詳細設定 (D)」ボタンを選択し、



「管理者として実行 (R)」にチェックを入れて キーボードの[Enter] ボタンを押す。

スタートボタンからショートカットアイコンを呼び出し易くします。



前話と同じ要領です。ショートカットアイコンをスタートボタンにドラッグ。



スタートメニューにショートカットアイコンが表示されていればOKです。

もし、USB 接続のマウスが認識されなくなった際は
キーボードの [Windows ロゴ] ボタン、もしくは[Ctrl]ボタン を押しながら [Esc]ボタン を押し、
このショートカットアイコンに照準を合わせて [Enter]キーを押します。

この図のような状態ならば、
キーボードの [Windows ロゴ] ボタンを押して、[↓](方向キー、下向き矢印)を2回、そして[Enter]キーの4ステップ。



「DevCon コマンド ライン ユーティリティ」が USB接続のマウスを認識するまで数秒・・・

今回も長くなりました。やはり、ここまでの手間を考えると、
USB 延長ケーブルを用いて抜き差しするのが単純明快な方法
である旨、ご納得いただけたでしょうか!?!?

度重なる抜き差しは、やがてUSB 接続ポートを痛めてしまいます。PC 本体 ( マザーボード ) の修理となると腰が重くなりがちです。それに比べ、USB 延長ケーブルの交換で済むならば決断も素早いことでしょう・・・

ところで、今回と前回で綴ったのは、Windows 起動直後やスリープからの復帰した際に、マウスの認識に失敗する場合のお話です。
アプリ ( ソフトウェア ) の操作中にマウスを頻繁に見失うなどのケースであれば、ここでのお話は参考にならないかもしれません。そのようなケースならば、マウスもしくはマザーボードの点検が必要かも・・・

本日も最後までご覧いただきありがとうございます。

「つまらなかった」「判り辛った」という方もご遠慮なくコメント欄へどうぞ

テーマ : Windows
ジャンル : コンピュータ

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