尾の短いトンボか???

大きさは 3cmくらい、眼は緑。どうやら、ムギワラトンボではない。

図鑑などで調べたところ、この虫はアオメアブ(青目虻)。
6月中旬、アゲハを撮ろうとしていた頃に遭遇・・・
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「アブ」というと範囲が広く、蜂のような姿で花の蜜や花粉を求める種から、動物の血を吸う種まで様々。

アオメアブはムシヒキアブの仲間であり、「ムシヒキ」の語が示す通り、ほかの昆虫たちを捕食するとのこと。
画像のように、地面に垂直な枝や棒につかまり、何かを待っていました。獲物の到来を待っているのかも・・・
※ 「ムシヒキ」は「虫挽き」や「虫引き」など諸説あるようです。パッと見はグロテスク。農業に従事するヒトのお話によれば、アオメアブは害虫を駆除してくれる、つまり、「益虫」。

よく似ている昆虫としてはシオヤアブが挙げられるそうです。
筆者はこの虫がアオメアブか否か迷いました。シオヤアブであれば、眼が黒ずんでいる、お尻の先が白いなどの違いがあるようです。
青目虻とはいいながら、青目ではなく、赤目に写ってしまいました。
(日光のもと屋外、ストロボ(フラッシュ)はオフの状況。)
実際、眼の色はエメラルドグリーンが近いかも・・・

アオメアブは蝶やトンボと比べ、警戒心が薄いようです。ある程度の距離まで近づくことができました。
一般的に、ムシヒキアブの仲間はトンボ、ヤンマやハチを捕えるとのこと。オニヤンマやスズメバチですら逃げられないようです。また、人間や家畜を襲う(血を吸う)というお話もあるようです。
アオメアブが人間を襲う例は皆無だそうですが、近づく際には「ムシヒキアブの仲間」という点を頭に入れておいたほうが良さそう・・・

もしかしたら、アオメアブは筆者の庭先に以前から訪れていたのかもしれない。しかし、庭先で姿を確認したのは今回が初めて。
2013年5月29日掲載分の記事、
アゲハ蝶はミカン好き!?のおかげか、筆者の庭先にアゲハが来る機会が増えてきた。
アゲハたちが減らないことを願うばかりである・・・
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